インプラントによく起こるトラブル

大切な歯を失ってしまった場合に有効的な治療法「インプラント」。この手術は、顎の骨の中に、失った自分の歯の代わりとなる人工歯根を埋め込み、さらに人工の歯をその上につけるという手法で行われます。

元の自分の歯と変わりないほどに噛む力が甦りますが、中にはトラブルが起こるケースも。せっかく施術するインプラントですから、問題なく治療を行いたいもの。きちんと対処すれば、トラブルを防ぐことができますので、よく起こるトラブルの詳細をお伝えします。

<事例1>インプラントの埋入が適切に行われていない

インプラントを骨に埋め込む際、適切な位置や埋める深さ、そして角度により処置をすることが必要です。不具合があると、インプラントと顎の骨がきちんと結合できず、ぐらつきが生じるからです。また、中には、インプラントを顎の骨に埋め込んだときに、その先の部分が飛び出てしまうケースも。

原因として、手術の前に、しっかりとした検査が行われていなかった可能性があげられますが、このようなトラブルは、事前に顎の骨の状態とインプラントを埋め込む位置、深さ、角度をしっかりと確認しておくことで、未然に防ぐことができます。

医師の技術が未熟な場合やいい加減な処置をした場合に起こりやすいため、依頼する医師をきちんと選択することが必要でしょう。

<事例2>痛み、しびれ、腫れなどの症状が続いている

治療後は、痛みやしびれが起こり、腫れが引かないなどの症状が起きることがありますが、基本的に痛みを抑えるために痛み止めが処方されますし、しびれや腫れは、1週間ほどで治まるものです。

しかし、もし、それ以上症状が続く場合は、インプラントを埋めたことで、神経が損傷したり圧迫されていたりする可能性があります。もしくは衛生管理に問題があり細菌に感染してしまったことが原因となっているケースも…。

このような症状がある場合は、我慢せずに、すぐに医師に相談するようにしましょう。

<事例3>人工歯が外れてしまったり破損してしまったりする

人工歯装着後、インプラントから外れてしまうことがあります。アパッチメントが緩んでいることにより、人工歯とインプラントに緩みが生じてしまったことが主な原因です。場合によっては、噛み合わせが悪いために、インプラントに負担がかっている可能性も…。このように人工歯が外れたり損傷したりした場合は、原因がどこにあるのか、医師に相談するようにしましょう。

トラブルを未然に防ぐために

ご紹介したようなトラブルを防ぐためには、十分に信頼できるクリニック選びをすることが大切です。技術面はもちろん、衛生面についても十分安心できるところで処置をしてもらうことができれば、トラブルを未然に防ぐことが可能。

たとえ料金が激安でも、トラブルが起きてしまったのでは何の意味もありません。医師、クリニックを選ぶ際は、慎重に検討することをおすすめします。

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